長崎観光をおトクに楽しむアプリ「STLOCAL」。まずはダウンロード[PR]

諫早神社で健康&疫病退散を祈願

諫早神社で健康&疫病退散を祈願-1

.
初詣シーズンに向けて「ご利益があるパワースポット」を3回シリーズで紹介しています。
第2回目は、長崎県 諫早(いさはや)市の諫早神社。

創建はなんと奈良時代!
大仏建立で有名な聖武天皇の勅願により建てられた古社で、もとは九州総守護、つまり九州全体を守る神様をお祀りする「四面宮」という神仏習合の神社。

「諫早の氏神様」として歴代領主の祈願所に定められ、今もなお市民に親しまれています。

「2023年も健康で過ごせますように」

拝殿にお詣りしたら、境内を散策してみましょう。
 

生命力あふれる“ご神木”の楠(クスノキ)

諫早神社といえば、境内に群生する大きな6本のクスノキ。
空に向かって広がる枝は龍のよう!
生き生きとした生命力を感じます。

クスノキが一か所に群生しているのはめずらしく、県の天然記念物に指定されています。
樹齢は1,200年以上。創建当時(奈良時代)から神社を守っているんですって。

宮司さんの話によるとクスノキの語源は「薬の木」。
防虫効果のある樟脳(ショウノウ)が取れることから厄を払う「厄除け」等の理由で、神社のご神木になっていることが多いのだそうです。

疫病退散「アマビエ像」

コロナ禍以来 話題になっている諫早神社のアマビエの木像は、境内改築の際にやむなく伐採されたクスノキを活用して、諫早市に住むチェーンソーアート作家が制作。
疫病退散の願いを込めて、2020年に奉納されたもの。
高さ115cm・重さは300kgもある、日本一のアマビエ像です。

アマビエは、江戸時代後期に疫病が流行った際 有明海に出現した半人半魚の妖怪で、「疫病封じにご利益あり」との伝説があるのだとか。



九州全体を守る神様を祀る「四面宮」のひとつである諫早神社は、
健康・疫病退散以外にも様々なご利益があります。

 

願いが狙った的に当たり叶う「流鏑馬(やぶさめ)的中お守り」

流鏑馬(やぶさめ)とは、疾走する馬上から弓を放って的を射抜き、吉兆を占う伝統神事。
諫早神社では、毎年4月に行われる流鏑馬神事の際に矢が的中(てきちゅう)した、縁起のよい「当たり的」を用いた「やぶさめ的中お守り」を授与いただくことができます。
あなたの願いも「狙った的」に当たり、叶いますように!

約100年ぶりに復活した諫早神社の「流鏑馬神事」

神社の前を流れる「諫早の母なる川」本明川。
その河川敷では、鎌倉時代以降、「流鏑馬(やぶさめ)」の神事が行われていました。
一度途絶えましたが、2018年に長崎流鏑馬保存会の協力で約100年ぶりに復活。
以来、毎年4月にかつてと同じく、諫早神社前の本明川の河川敷で行われています。

長崎県内で「本式」の流鏑馬を行っているのは、諫早神社のみ。
本式の流鏑馬では一直線上のコースに並んだ3つの的を順番に射抜きますが、そのために必要な長い直線コースを作れる場所が他にないことから、県内では諫早神社のみが本式の流鏑馬を行っているそうです。

本明川は「結界」、飛び石は「参道」だった

宮司さんの話によると、かつて本明川の河川敷は神社の境内であり、川は神様と人の世界との間の「結界」。
橋がなかった頃は、神社前の川面に並ぶ「飛び石」は重要なルートであり「参道」の役割も果たしていたのだそうです。
(昭和32年の諫早大水害以降 本明川は一級河川に指定され、全域が国の管理となっています)

神社エール・神社おこし

諫早神社には、オリジナルのユニークなご神饌(しんせん)も。
長崎県産ジンジャー(ショウガ)を使った「神社エール」と「神社おこし」は、どちらもショウガの香りが爽快で甘さ控えめの大人味。

(写真をスワイプして2枚目の画像もご覧ください)

長崎は日本におけるショウガの発祥地で、生産量日本一を誇った時代もあったんですって。
お詣りのあとに、ありがたくいただきましょう。



間もなく新しい年がやってきます。

諫早神社の公式HPには、令和5年(2023年)の初詣情報が。
特別な御朱印、縁起物、おみくじを授与いただけるほか、諫早市公式キャラクターのうなぎの妖精「うないさん」、「チンドンかわち家」さんが初詣に華を添えたり、あったかグルメの出店などもあるようですよ!!



【諫早神社】 
諫早市宇都町1-12 
電話:0957-22-2073 駐車場:無料
公式HP https://isahaya-jinja.jp/



【関連ブログもチェック】
◆「諫早 “ちょこっと” 観光タクシー」
諫早駅を起点に、列車の乗り継ぎなどの空き時間に「ちょこっと」効率よく観光を楽しめる、リーズナブルなタクシープランが登場しました。
https://www.nagasaki-tabinet.com/blog/260

PickUp

【関連記事】長崎の合格祈願・学業成就のパワースポット「松森天満宮」 -1

【関連記事】長崎の合格祈願・学業成就のパワースポット「松森天満宮」 

学問の神様 菅原道真公を祀る、長崎市の松森天満宮(松森神社)は、合格祈願に訪れる受験生が多いスポット。なでると頭が良くなるといわれる「願掛け牛」や「大学稲荷」、パワースポットの「クスノキ」も!梅の名所としても有名です。

詳しくはこちら

PickUp

【初詣情報】諏訪神社 願いが叶うといわれる14種類の狛犬も! -1

【初詣情報】諏訪神社 願いが叶うといわれる14種類の狛犬も! 

長崎の秋の大祭「長崎くんち」が行われる有名な諏訪神社ですが、実はさまざまな願いことを叶えてくれる、ありがたい狛犬たちが14種類もいる「狛犬パワースポット」でもあるのです。境内には、金運アップ、止め事成就、グルグル回すと願いが叶うなど、ユニークな狛犬がたくさん(^▽^)/

詳しくはこちら

PickUp

この記事を書いた人-1

この記事を書いた人

2005年から続く長崎県公式観光ブログ「GO!GO!ともっち」の3代目ブロガー。
県内をくまなく取材し、地元ならではの「旬」で「通」な観光情報を発信しています。
趣味は「旅」と「猫」と「路地裏散策」。
長崎市出身の所謂「じげもん」で、眼鏡橋付近で遊んで育ちました。
学生時代の専攻は日本史。博物館学芸員資格あり。

もっと見る

#この記事に関するタグ

SHARE

同じテーマの記事

小長井牡蠣(かき) 小長井町漁協直売店-1

小長井牡蠣(かき) 小長井町漁協直売店

【佐世保】早岐茶市の魅力を徹底紹介!450年の歴史と楽しみ方ガイド-1

【佐世保】早岐茶市の魅力を徹底紹介!450年の歴史と楽しみ方ガイド

毎年5月から6月にかけて佐世保市で開催される早岐(はいき)茶市。はじまりはなんと安土桃山時代から!!450余年、時代を超えて受け継がれている歴史ある茶市をご紹介します★

平戸 刺身おかわり無制限の店「萬福(まんぷく)」-1

平戸 刺身おかわり無制限の店「萬福(まんぷく)」

全国でも珍しい「お刺身のおかわり」ができる店!! 長崎県民の投票でオススメのグルメ店100選を決める「長崎グルメセレクション」の認定店にも選ばれました!

眼鏡橋は一つだけじゃない…!? 実は複数ある長崎県の眼鏡橋 まとめ-1

眼鏡橋は一つだけじゃない…!? 実は複数ある長崎県の眼鏡橋 まとめ

長崎観光の定番スポットの1つ、眼鏡橋。 全国的にも知られる眼鏡橋ですが、実は長崎県内には複数の「眼鏡橋」が存在することをご存じですか? 今回は私が実際に訪れた長崎県内の眼...

諏訪神社 願いが叶うといわれる14種類の狛犬-1

諏訪神社 願いが叶うといわれる14種類の狛犬

初詣シーズンに向けて「ご利益があるパワースポット」を紹介するシリーズ。最終回は、長崎市民の氏神様「諏訪神社」です。

長崎駅「長崎街道かもめ市場」を「じげもん(地元っ子)目線で詳しく」ご紹介【①食べ物系 長崎みやげ編】-1

長崎駅「長崎街道かもめ市場」を「じげもん(地元っ子)目線で詳しく」ご紹介【①食べ物系 長崎みやげ編】

第1弾は「食べ物系」。長崎駅にオープンした飲食・お土産など54店舗がずらりと並ぶ注目のスポットの魅力を、地元目線で詳しくご紹介!

長崎トルコライス紀行 ツル茶ん-1

長崎トルコライス紀行 ツル茶ん

長崎駅「長崎街道かもめ市場」を「じげもん(地元っ子)目線で詳しく」ご紹介【③飲食編】-1

長崎駅「長崎街道かもめ市場」を「じげもん(地元っ子)目線で詳しく」ご紹介【③飲食編】

第3弾は「飲食編」。地酒と料理が楽しめる長崎初の横丁ゾーン「かもめ横丁」&長崎グルメを味わえる「ご当地レストラン」を紹介します。

軍艦島ツアー体験記-1

軍艦島ツアー体験記

九十九島でクルージング♪何が見える?オススメは??3つの遊覧船を徹底比較!!-1

九十九島でクルージング♪何が見える?オススメは??3つの遊覧船を徹底比較!!

九十九島パールシーリゾートから乗船できる遊覧船は現在全部で3種類。 私はいつもどれに乗船するか迷ってしまうので、今回は3種類全部のクルージングを体験してきました!!

ランキング(1week)

#人気のタグ

テーマ

市町村

ライター紹介

ライター一覧
当サイトでは、利便性の向上と利用状況の解析、広告配信のためにCookieを使用しています。サイトを閲覧いただく際には、Cookieの使用に同意いただく必要があります。詳細はクッキーポリシーをご確認ください。