ながさき大くんち展を前に、踊町の演し物が大移動!
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今年の長崎くんちもコロナ禍で中止となりましたが、西九州新幹線の開業にあわせ、すべての出演踊町(おどりちょう)の演し物(だしもの)を一堂に展示する「ながさき大くんち展」が、10月7日(金)~10日(月・祝)の4日間、出島メッセ長崎で開催されます。
43ある踊町の全ての演し物が「揃い踏み」だなんて、史上初のスペシャルイベントです!!
昨日10月2日(日)は演し物(船など)を会場に搬入する日。
長崎伝統芸能館に展示・保存している17町の演し物と、各踊町で保管している演し物が、会場の出島メッセ長崎へ向かってまるでパレードのようにズラリと列をなして大移動!!
多くの人が見物に来ていました。
私もワクワクしながら「追っかけ取材」。
21町の演し物に出会うことができたので、一挙ご紹介します!!
掲載日:2022年10月03日
ライター:GO!GO!ともっち
万屋町 鯨の潮吹き
最初に出会ったのは「鯨の潮吹き」。
稲佐山をバックにゴトンゴトンと曳かれる鯨さんの可愛さに、ニンマリ。
榎津町 川船
長崎駅が見える県庁前で、榎津町の「川船」に遭遇。
秋まつりにぴったりの紅葉の飾りが美しい船です。
銀屋町 鯱太鼓
続いてやってきたのは「鯱(しゃち)太鼓」。
青空に向かって光輝く鯱が神々しい!
樺島町 太鼓山(コッコデショ)
大人気のコッコデショ。
本番さながらの勇壮な掛け声にゾクゾク!
魚の町 川船
後ろ姿もカッコよか~!!
東濵町 竜宮船
赤毛の白竜の背には、きらびやかな竜宮城が!
新大工町 曳壇尻
くんち本番では前後に勢いよく動く曳壇尻です。
八坂町 川船
川船のなかでも最軽量の八坂町の船は、軽やかに登場。
八幡町 弓矢八幡祝い船
神の使いである白鳩が描かれた和船。その美しさにうっとり。
銅座町 南蛮船
方向を変える動きが船回しを連想させ、見物客から拍手が…!
築町 御座船
屋上に龍を冠した絢爛豪華な御座船。
出島町 阿蘭陀船
かつてオランダとの貿易窓口であった「出島」にちなんだ洋船。
くんちでは船上の子どもたちが洋楽器を演奏します。
鍛冶屋町 寶船
くんち本番では七福神が乗る、おめでたい船です。
元船町 唐船祭
長崎港に入港した唐船の賑やかな様子を再現した演し物。
思わず手拍子したくなるような独特のお囃子のリズムが、頭の中でリフレインするんですよね~。
西濵町 龍船
東濵町は白竜ですが、西濵町は青龍。
大くんち展では、その両方に会うことができます!
大黒町 唐人船
長崎くんちの船の中でも大型、重量級の曳きもの。
気合を入れて運びます。
油屋町 川船
紅葉が秋を感じさせてくれます。
賑町 大漁万祝恵美須船
よいしょ!!
屋上の巨大な錨と豪華な屋根が特徴のおめでたい船です。
本石灰町 御朱印船
かつて安南(ベトナム)のお姫様が長崎の富豪に輿入れした際の、お祝いの様子をあらわした演し物。
賑やかな子どもたちがたくさん乗っていました。
東古川町 川船
川船を奉納する町は全部で7町もあるんです。
こちらの川船は、ススキに菊の飾りが特徴。
見分けられたら、くんち通(私はまだまだ…)。
江戸町 オランダ船
最後に出会ったのは、江戸町のオランダ船でした。
ブルーの船体やステンドグラスが美しい!
この日、私が出会ったのは21町でしたが、「ながさき 大くんち展」は、長崎くんちの43の踊町(おどりちょう)全ての演し物(だしもの)が一堂に展示される、史上初のスペシャルイベント!!
(演し物を披露する町もあります)
10月7日(金)~10日(月・祝)の4日間は、
会場の出島メッセ長崎に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
【ともっち】
2005年から続く長崎県公式観光ブログ「GO!GO!ともっち」の3代目ブロガー。
県内をくまなく取材し、地元ならではの「旬」で「通」な観光情報を発信しています。
趣味は「旅」と「猫」と「路地裏散策」。
長崎市出身の所謂「じげもん」で、眼鏡橋付近で遊んで育ちました。
学生時代の専攻は日本史。博物館学芸員資格あり。