世界で3ヶ所だけ! 世界遺産「原城跡」の沖に浮かぶ「幻の島」リソサムニューム礁に上陸できます!
掲載日:2022年05月30日
ライター:GO!GO!ともっち
こんにちは!ともっちです。
長崎県の島原半島(南島原市)に「幻の島」があるのをご存知ですか?
島原の乱(島原・天草一揆)終焉の地として有名な世界遺産「原城跡」の沖合いに浮かぶ、1km程のひょうたん型の浅瀬(白洲)「リソサムニューム礁(しょう)」。
「リソサムニューム」とは極めて珍しい海洋生物(藻)の一種で、石灰分を含みサンゴのように礁を作るのだとか。
これが幻の島の「正体」です。
世界でもインド洋、イギリス海岸と、ここ南島原市の3ヶ所でしか見ることのできない、と~っても貴重なもの!!
しかも原城沖のものは毎年4月~7月の「最干潮時」、月に3~4日にしか姿を現さないという「幻の島」です!!
毎年春から夏にかけて、上陸ツアーが行われています。
「原城跡」近くにある浦田漁港から遊漁船に乗り、いざ出港!!
15分ほどで現場へ到着します。
「このあたりでは【白洲(しらす)】って呼ぶとよ~」と教えてくれたのは、
小さな頃からリソサムニューム礁で遊んでいたという漁師の船長さん。
コンペイトウのような薄紅色の石灰藻が集まった白洲。
上陸後は砂とも小石とも違う「ジャリジャリという独特の感覚」を足裏に楽しみながら、
しばし散策を楽しみましょう♪
「天草四郎は海の上を歩くことができた」という伝説は、
実はこの白洲(リソサムニューム礁)の上を歩いたのではないかという説もあるんですって!
(天草四郎気分で白洲を歩く、同行スタッフ)
紫の花びらみたいなものが、生きているリソサムニューム。
白いのは天寿をまっとうしたものだそうです。
コンペイトウみたいで可愛いヘ(゚∀゚*)
潮が引いた白洲では、ほかにもイソギンチャクや海老、ワカメなど、
たくさんの海の生き物たちに出会うことができます。
右上の黄色い輪ゴムのような生物は「アメフラシ」という生物の卵なんですって!
(だからこの日は雨だったのか!)
原城跡とリソサムニューム礁の距離は、わずか300m。
このツアーは、三方を海に囲まれ、難攻不落の名城といわれた「原城跡」を、海上の様々な角度からじっくりと見学できるチャンスでもあります!!
日本ではここだけ、世界でもたった3ヶ所だけしか見ることができない「幻の島」に、上陸してみてはいかがでしょうか?
取材時は残念ながら雨でしたが、お天気が良ければ太陽の下にキラキラと輝く、美しい白洲(リソサムニューム)を満喫できるはず!!
【白洲(リソサムニューム)見学ツアー】
◆ツアー実施予定(2022年6月以降)
6月14日(火)・15(水)・16日(木)
7月14日(木)・15(金)
※年によって日程や出発時間が異なります。
(毎年4月~7月の「最干潮時」、月に3~4日にしか姿を現しません)
◆料金
大人(中学生以上)3,000円
小学生 2,000円
4歳~未就学児 1,000円
◆最小催行人員:2名
◆所要時間:60~90分
◆その他
濡れる場合もございますので、ツアーご参加の方は濡れてもかまわない洋服と着替えのご用意をお願いします。
また、現地ではスリッパとライフジャケットを準備しておりますが、必要な方は長靴、またはマリンシューズをご持参下さい。磯遊びを楽しまれる方は道具等もご持参下さい。
上陸ツアーのあとは温泉でリフレッシュもおすすめ
上陸ツアーのあとは、船の発着所近くの原城温泉 真砂でリフレッシュするのがおすすめ。
美しい雲仙の山並みや、有明海に広がる天草島の山並みまで一望できますよ!
◆入浴料
大人 500円/小中学生 200円/小学生未満 無料
【上陸ツアーのお申し込み・お問い合わせ先】
原城温泉 真砂
住 所:〒859-2414 長崎県南島原市南有馬町丁133
電話番号:0957-85-3155
交通アクセス:長崎空港から車で約95分、島原市内から車で約45分
http://harajoumasago.jp/
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この記事を書いた人
【ともっち】
2005年から続く長崎県公式観光ブログ「GO!GO!ともっち」の3代目ブロガー。
県内をくまなく取材し、地元ならではの「旬」で「通」な観光情報を発信しています。
趣味は「旅」と「猫」と「路地裏散策」。
長崎市出身の所謂「じげもん」で、眼鏡橋付近で遊んで育ちました。
学生時代の専攻は日本史。博物館学芸員資格あり。