五島名物「かんころ餅」その作り方から、焼きたてが食べられるお店、通販情報までをご紹介!
こんにちは!ともっちです。
みんな大好き!!五島列島名物のさつまいもスイーツ「かんころ餅」。
少し焦げ目がつくくらいに焼くと、表面はカリッ!!中はモチモチ 優しい甘さ。
熱々をハフハフ言いながらいただくと、あ~幸せ。思わず笑顔になりますよね♪
自他ともに認める「かんころ餅フリーク」の私が、その作り方から、焼きたてが食べられるお店、通販情報までをご紹介します!!
(ちなみに五島に行ったら毎回 10本くらい買って帰り、冷凍保存して大切に食べています…)
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掲載日:2021年09月10日
ライター:GO!GO!ともっち
誕生秘話~キリシタンが伝えたカンコロ文化
ところで、かんころ餅の誕生には意外な歴史があるのです。
その材料である「カンコロ」は、五島列島の方言で、サツマイモを薄く切り、ゆでて、天日干ししたもの。
もともとは保存食として作られていました。
現在、五島列島の名物として知られる「かんころ餅」は、江戸時代、大村藩によるキリシタン迫害を逃れて長崎県本土の外海地方などから五島列島に渡ったキリシタンの人々によって伝わったと言われており、現在も五島列島をはじめ彼らの足跡に沿って、その食文化が継承されているんですって。
手作り体験にチャレンジ
以下は、私が2018年に五島市で体験した「かんころ餅づくり」の画像です。
左は材料となる「カンコロ」。
サツマイモを薄く切って茹でて天日干ししたもので、カチカチに硬い!
右は完成した「かんころ餅」。
乾燥したカチカチの「カンコロ」を水に戻し、「もち米」を加えて蒸籠(せいろ)で蒸します。
蒸しあがったら餅つき機で搗(つ)いて、なめらかに。
かんころ餅一本分ずつの大きさに丸めます。
写真は「むらさき芋」を加えたもの。
ほかに「よもぎ入り」や、もちろん「プレーン」もあります。
餅とり粉をつけて、なまこ型の木枠に入れ、成形したらできあがり。
できたての「かんころ餅」は、やわらかでほんのり温かくて、とっても美味しい!!!
焼きたての「かんころ餅」が食べられるオススメの店
「ごとカフェ」で五島スイーツ三昧
かんころ餅を、昔懐かしい七輪を使って、自分で焼いて食べることができるカフェ。
五島市福江島の特産品ショップ「ごと」にある、インスタ映えするお洒落なお店です。
「大瀬崎灯台パフェ」など五島をイメージしたユニークなメニューも。
通販でも買えます!
「かんころ餅」食べたくなったでしょ!?
長崎県産品・特産品の総合情報・販売サイトでは各社の「かんころ餅」がずらりと揃っていますよ!!
お家にいながら通販で、買って・贈って 長崎県産品のお買い物をお楽しみください♪
「長崎かんころ餅」絵本・リーフレット(2018年長崎県作成)
かんころ餅について知るには、長崎県在住の絵本作家 にしむらかえさんの絵本「ななと、かんころ餅」&かんころ餅の説明リーフレットがひとつになったこちらの冊子がおすすめ。
長崎県のHPから見ることができます。
また、にしむらかえさんは約20回にわたり五島列島でかんころ餅の取材を重ね、先月(2021年8月)「かんころもちと教会の島」という絵本を出版して話題になっています。
~ 最後に ~
かんころ餅シーズン到来!!おすすめの食べ方
これから秋・冬にかけて、アツアツの「かんころ餅」がおいしい季節がやってきます。
普通に切って焼くだけでも美味しいのですが、バターをのせて食べると更に美味!!
(痩せられない理由はコレかと…)。
ジュワーっと溶けるバターの芳ばしい香りが「かんころ餅」を引き立てるように周囲に立ち込めて、幸福感この上なし!!
美味しそうな焦げ目がついたら、熱々をハフハフ言いながら堪能いたしましょう!
この記事を書いた人
GO!GO!ともっち
2005年から続く長崎県公式観光ブログ「GO!GO!ともっち」の3代目ブロガー。
県内をくまなく取材し、地元ならではの「旬」で「通」な観光情報を発信しています。
趣味は「旅」と「猫」と「路地裏散策」。
長崎市出身の所謂「じげもん」で、眼鏡橋付近で遊んで育ちました。
学生時代の専攻は日本史。博物館学芸員資格あり。