長崎のお盆は「お墓で花火」?
↑↑バナーを「ポチッ」とクリックして投票お願いします(*^-^*)
こんにちは!ともっちです。
「ごめんくださ~い…えっ?」
玄関の引き戸を開けるといきなり目の前に飛び込んできたこの風景。
なんとクレーンに吊られたこのダンボールの中身は
ぜ~んぶ「爆竹」なんです!!!
掲載日:2017年08月10日
ライター:GO!GO!ともっち
今日のブログでご紹介するのは、創業100年になる老舗花火専門店「立岩商店」(長崎市築町中央公園そば)。
長崎に2軒ある花火専門店のうちの1つで、ドキュメント72時間(NHK)や、秘密のケンミンSHOW(日本テレビ)にも登場した有名店です。
こちらのお店は、今では貴重な「国産花火」を多数取り揃えているのが特徴。
多少値が張りますが、職人さんがひとつひとつ丁寧に作る国産花火は、本当に繊細で美しいんですよ♪
長崎市は爆竹の消費量ダントツ日本一!!
毎年8月15日に行われる「精霊(しょうろう)流し」は、初盆を迎えた遺族が故人の霊を弔うため、大小の精霊船を曳きながら街中を練り歩く、長崎ならではのお盆の伝統行事なのですが…
ここで欠かせないのが「爆竹」。
精霊流しでは、道中、大量の爆竹と鉦を鳴らしながら賑やかに故人を送ります。
多いところでは数十万円、平均でも3~4万円分もの爆竹を「箱買い」するんですよ!!
(取材時にも爆竹がどんどん売れていました!)
そして長崎っ子が楽しみにしているイベントといえば、 「お墓で花火大会」!!!
(長崎っ子にとって、花火とはお墓でするものです)
花火は1本10円~のバラ売り。
「こんにちは~」
「花火代」を握り締めた子どもたちが嬉しそうに花火を選んでいます。
(「花火代」とは、お盆に子どもが親戚などから貰う「お盆版お年玉」のようなもの)
左)カレー味、メロンソーダ味など、美味しそうな香りつきの花火も!
右)可愛い金魚の水上花火も人気。
左)こちらはビール風。お父さんはこちらの方が嬉しいかも。
右)おじさんのお尻から風船が膨らむユニークな花火もあります(笑)
やびや
こちらは長崎で「やびや」と呼ばれるロケット花火。
「ピュー!!!」とけたたましい高音と共に火花を吹き出し飛んでいく、お墓参りの定番アイテムです。
昔からは「長崎男子は素手で持って火をつけて飛ばすことができて一人前」とも言われますが、
(説明書によると)本当は危険らしいので空き瓶や砂の上などに立てて着火しましょう。
ビッグサイズ花火も圧巻の品揃え。
世界新三大夜景に選ばれた長崎の夜景をイメージした立岩商店オリジナル花火「長崎ロマン」は、なんと30mも打ちあがるんだそうですよ~!
(定価1,000円のところ、今なら出産価格で800円)
懐かしい顔が集まって、お盆は「お墓で花火大会」。
楽しく賑やかに、ご先祖さまをお迎えします。
長崎のお墓では、今年も変わらずこんな風景が見られるはず。
※この記事の内容は2017年8月10日公開時のものです