長崎開港450周年
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掲載日:2021年04月27日
ライター:GO!GO!ともっち
今日2021年4月27日は、長崎開港450周年の記念日
1571年のポルトガル貿易船の入港以来、長崎は今年で開港450周年を迎えました。
「長崎」のはじまり
旧県庁から長崎市役所にかけての高台は、当時は木々に覆われた「長い岬」でした。
「長い岬」には、ポルトガル貿易の利潤を求めて現在の長崎県域各地から移住してきた人々により「6つの町」が築かれ、その先端部分 旧県庁の場所には「岬の教会」、その後「日本イエズス会本部」が置かれました。
これが「長い岬」=「長か崎」=「長崎」のはじまり。
以来、わが国で唯一西洋に開かれた貿易窓口としての歴史を紡いでいくことになります。
港を中心とした「円形劇場」
長崎は港を中心とした「円形劇場」のようだと記したのは、作家の永井荷風。
すり鉢状の地形をした長崎市街地は、長崎港が「舞台」で、そこから斜面にびっしりと連なる住宅街はさながら「観客席」のよう。
高台に登れば「鶴の港」と呼ばれる美しい長崎港を望むことができます。
写真は立山から見た長崎港。
私の好きな長崎の風景のひとつです。
かつて世界中の新しいもの、めずらしいものは全て、この海の向こうから「長崎」にもたらされたのだと思うと、長崎人としてなんだか誇らしく感じます。
長い航海の末にたどり着く、極東の港町。
外国の貿易船から見た長崎は、どんな風に映ったんだろう。
長崎開港450周年記念事業
開港450周年を迎えた2021年度。
新型コロナウイルス感染拡大のため、本日の記念式典も無観客での開催となりましたが、来年3月までの約1年間、様々な関連イベントや連携補助事業が実施されます。
私が気になっているものをいくつか紹介します。
※休業・時短営業になっている場合がありますので、開館時間をご確認の上おでかけください。
◆長崎開港450周年記念 デジタルスタンプラリー
2021年4月23日(金)~2022年3月26日(土)
https://www.stamprally.net/uygwmvxtxvcyluas
スマホを使って長崎市内の対象スポットをめぐるデジタルスタンプラリー。
対象スポットは24ヶ所。15か所以上でスタンプを獲得するとオリジナルグッズが貰えます。
約1年間実施されるので、家族や親しい方たちと楽しみながら長崎の魅力に触れるのもおすすめ。
◆長崎歴史文化博物館 特別展「長崎開港450周年記念展―ふたつの開港―」
2021年4月24日(土)~6月6日(日)※5/17休館
http://www.nmhc.jp/
◆長崎県美術館 コレクション展「長崎開港450周年記念―長崎港をめぐる物語―」
2021年4月7日(水) ~ 2021年6月13日(日)
http://www.nagasaki-museum.jp/
ながさき開港450年めぐり 田川憲の版画と歩く長崎の町と歴史
下妻みどり 著 / 長崎文献社 刊 / 1,650円(税込み)
最後に紹介するのは、私の一押し。
つい先日発刊されたこちらの本です。
長崎開港以来450年の歴史を、時の流れに沿ってめぐる5つのコースで構成。
長崎の作品を数多く遺した版画家・田川憲の版画を軸に紹介する一冊です。
この本を片手に歴史まちあるきをするのが楽しみ!
長崎開港450周年を契機に、改めて長崎の魅力に触れたいと思います。