平戸城・亀岡神社 ヒラドツツジと二度咲き桜
.
↑↑バナーを「ポチッ」とクリックして投票お願いします(*^-^*)
掲載日:2021年04月22日
ライター:GO!GO!ともっち
平戸市役所
市役所の裏手から亀岡神社へ登ります。
亀岡神社は明治13年に建立された神社で、旧平戸城二の丸の中にあります。
石段の両脇を彩るツツジが綺麗。
鮮やかなピンク色のツツジ(撮影日:4月9日)
石をブロックのように継いで作られた珍しい鳥居が!
石段を登りきると、石をブロックのように継いで作られた珍しい鳥居が!
これは「肥前鳥居」といって、佐賀・長崎に多い、江戸時代の初め頃までに作られた様式の鳥居。
2・3本の石柱を、楔(くさび)を打たずに継いで作られるなどの特徴があり、平戸には多く残っているのだとか。
なぜ崩れてこないのだろう…石柱同士が支えあっているのかな~。
柱に彫られた文字によると、1600年代の鳥居のようです。
あれっ、明治期に建立された亀岡神社になぜ江戸時代初期型の肥前鳥居が?
そもそも亀岡神社は、従来の祖廟 霊椿山神社と、城下にあった八幡神社、乙宮神社、七郎宮を合祀し建立された神社。
その際に、現在の平戸警察署のあたりにあった乙宮神社の鳥居だったものを、亀岡神社が建立された際に現在の場所に移設したのだそうです。
亀岡神社には「大手御門」方面からの参拝口にある大きな鳥居をはじめ、いくつかの肥前鳥居があるので、鳥居ファンにもおすすめのスポットです。
乾櫓に映えるツツジ
大手御門周辺。
ピシッとした角の石垣に惚れ惚れ。
なんとも風情があります。
秋は紅葉するのかしら。
オレンジがかった優しい赤のツツジも。
三の鳥居(これも肥前鳥居)をくぐると、コロンと可愛らしい綿菓子のような桜が咲き誇っていました。
二度咲き桜(ニドザキサクラ)
こちらは「二度咲き桜(ニドザキサクラ)」という八重桜の一種。
先に外側の花びらが開き、そのあと中のつぼみが開く珍しい品種で、国指定天然記念物「大村桜(オオムラザクラ)」のルーツと言われているそうです。
例年、見頃は4月末ですが、今年は開花が早く、絶好のタイミングで見ることができました!!
神楽殿
毎年10月に行われる秋の大祭「平戸くんち」では、国指定無形文化財の「平戸神楽」が演じられます。
1番から24番まで全ての舞が奉納される「大大神楽」は、年に一度、亀岡神社でのみ奉納されます。
神楽殿は本殿・拝殿・弊殿と共に、国の登録有形文化財になっています。
亀岡神社は、明治13年(1880) 平戸城二の丸跡に建立された、松浦藩主を祀る神社。
白木造りの門が清々しく、訪れるたびに神聖な気持ちになります。
神社を守る狛犬さんたちは全員「マスク姿」…。
可愛らしいやら痛々しいやら…複雑な気持ちになります。
新型コロナウィルスの一日も早い収束を祈願し、亀岡神社を後にしました。
あとがき
平戸城(亀岡公園・神社)の坂を下りきると、ノスタルジックな風景に出会いました。
ザビエル記念教会のとんがり屋根やお寺が、生活感あふれる港町に自然にマッチ。
私の中の平戸のイメージって、こんな感じ。