今日は猫の日 長崎の尾曲がり猫って、どんな猫にゃ?
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掲載日:2021年02月22日
ライター:GO!GO!ともっち
今日2月22日は猫の日(にゃんにゃんにゃん)!!
観光客の方から「長崎ねこに会いたいのですが、どこで会えますか?」
というお問い合わせをいただくことがあります。
坂のまち長崎には、いたるところに猫がいます。
長崎は車の入らない細い路地や階段が多く、猫たちが暮らしやすい環境だと言われています。
野良なのに、こんなに人懐っこい猫も!
観光客のおじさんの膝に、ちょこんと乗って「おもてニャし」。
尾曲がり猫
また、長崎にはしっぽがクルンとカールした「尾曲がり猫」がたくさんいます。
京都大学 野澤名誉教授が行った調査によると、長崎県の猫の「尾曲がり率」はなんと8割以上!!
他府県の猫が平均4割程度だったことと比べると、驚くべき尾曲がり率の高さです。
なぜ長崎には尾曲がり猫が多いの?
長崎は日本が鎖国をしていた江戸時代に唯一、オランダなど西洋との国際貿易港として栄えたまち。
オランダ東インド会社の貿易の中継地点であったインドネシアのジャカルタ周辺には、古くから尻尾が曲がった猫たちが生息していました。
彼らは貿易品を守るための「ねずみハンター」としての重要任務を担い、ジャカルタから交易船に乗って、長崎・出島に上陸。
(当時の海洋保険会社は「ネズミ対策のため、猫を乗せて航海すること」という契約条件までつけていたのだとか!)
現在、長崎県内の猫の8割を占めるといわれる「尾曲がり猫」は、彼らの子孫が長崎で繁栄したものだという説もあるんですよ(諸説あり)。
国際貿易港であった長崎らしいエピソードですよね。
地域猫のこと
耳の先っぽが「桜の花びら」のような形にカットされた猫(さくらねこ)を見かけたことがありませんか?
人と猫が地域で幸せに共生することを目的に、地域の方々がお世話をされている「地域ねこ」がいます。
猫たちが必要以上に繁殖を繰り返し不幸な一生を送ることのないよう、避妊去勢手術をして一代限り、餌やりからトイレの始末まで責任を持ってお世話をされているそうです。
避妊去勢手術が済んだ地域猫は、耳の先っぽが桜の花びらのような形にカットされています(さくらねこ)。
また、長崎には保護された猫が新しい家族を見つけられるように、その他、猫を守るために活動されている人がたくさんいらっしゃいます。
長崎のまちには、猫がよく似合います。
まちをぶらりと歩けば、「鍵しっぽで幸せを引っ掛けてくる『幸福の猫』」と言われる「尾曲がり猫」に出会えるかもしれません。